検査入院後からサイト検索はより具体的な内容になっていた。
〝胆道閉鎖症 症状〟〝胆道閉鎖症 予後〟。
授乳時間だろうが片手に子ども、片手に携帯、で過ごしていた。
有難いことに、母乳で育てることができていた。
しかし、授乳がテキトーになっていたのだろう。
きちんと咥えさせずに飲ませていたこと、吸う力が強かったこともあり…
乳首は痛くなり、母乳をあげることが少し苦痛になり始めていた。
そんな時、いくつかサイトを見ていると突然、胸騒ぎがした。…これって。
産後直後に抱いた違和感はこれだ。
〝なんでこんなに黒いの〟
赤ちゃんって赤いイメージはあっても黒いイメージはなかったからだ。
次の受診日まで落ち着かない、、、。
大学病院を初めて受診してから1週間後の月曜日。
検査入院の結果と再度血液検査、エコーのため受診。
検査入院の時から丁寧に診てくださる優しい先生。その先生の顔も今日は緊張してる。
話を始めるね。今日はどなたかと一緒に来てる?一緒に来られてる方も入ってもらってね。そう言われた。
その瞬間、あっ、病気だったんだ。と思った。
満腹時と空腹時のエコーを見たいため、結局朝一から15時くらいまで病院にいた。
そこで検査入院中の検査結果を聞いた。
γGTPの数値は少しずつ下がってきている。
が、十二指腸液の検査結果は正常なら緑色の液。しかし息子の液は白…透明。
さらに核医学の検査では経過を追って画像を撮ってもらった肝臓はしっかりと形を残したまま。
それを意味するのは、、、肝臓から腸に流れていない。ってこと。
これだけでは病名を診断することはできないが…決定打はうんちの色。
〝白っぽいよね〟
〝…えっ? これって白っぽいんですか?4番くらいではないですか?〟
〝ううん、これは2に近い3番くらいの色だよ〟
ずっと白っぽい、白はダメなんだ。そう思っていたため、便色カードと比べても黄色っぽい4番だ。ギリギリ4番。と認識していた。
結果、
外科的な胆道閉鎖症、もしくは内科的な肝臓の問題。のどちらかになる。
しかしそれを診断するには開腹しないとわからない。そのため開腹することが決まった。
今の時点で生後30日になっていない。手術になったとしても60日以内にできる。
胆道閉鎖症の場合、生後60日以内に手術をすれば予後がいい。とサイトに載っていた。
不幸中の幸いなのかな。色々調べていたから意外と冷静に先生の話を聞いていた。
何かしらの病気であること。お腹を切らないといけないこと。
この結果を聞いた今日は、私の誕生日だった。2度と忘れられない誕生日となってしまった。
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